南海電気鉄道の平均年収

平均年収 650万円	業界内ランキング 38位/59社	全体ランキング 1150位/1645社

南海電気鉄道は大阪府に本社を置く鉄道会社で、2025年の平均年収は650万円でした。

今回はそんな南海電気鉄道の年収や手取り、業績などを、決算書などをもとに調査・解説しています。事業内容や採用人数など、転職に必要な情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

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南海電気鉄道の平均年収

年度	平均年収
2021年03月期	611万円
2022年03月期	587万円
2023年03月期	597万円
2024年03月期	614万円
2025年03月期	650万円

南海電気鉄道は上場企業のため、有価証券報告書内にて平均年収が公開されており、2025年の南海電気鉄道株式会社の平均年収は650万円でした。

2023年度の全国の平均年収は460万円（出典:国税庁）のため、比較的年収の高い企業です。直近においても南海電気鉄道の平均年収は6.27%の上昇トレンドにあり、平均年収が日々上昇している企業です。

年収650万円は、給与所得者全体において上位35.5%前後の年収帯に属します。

東証プライム上場企業の平均年収は762万円のため、プライム内では平均的な給与水準と言えます。また、東証プライムの運輸・物流業界の平均年収は755万円のため、業界内でも比較的年収の低い企業となっています。

南海電気鉄道の年齢別年収

新卒直後の20代では年収409万円からスタートし、働き盛りの30代では年収593万円、管理職割合が増えだす40代では年収660万円、最高年収に到達する50代では、年収696万円に到達します。

南海電気鉄道の手取り

年齢	額面	月々の手取り（※1）
20代	409万円	27万円
30代	593万円	38万円
40代	660万円	42万円
50代	696万円	44万円
60代	505万円	33万円

月々の平均手取りについては、20代では27万円前後、最高年収となる50代では44万円前後となります。より詳細に計算したい方は以下から計算できます。

南海電気鉄道の役職別年収

職級	年収
大卒/総合職	754万円
管理職	1,002万円
役員	4,900万円

南海電気鉄道では、総合職の平均年収は754万円、管理職級の平均年収は1,002万円前後になります。また、2024年度の役員報酬は、役員全体で平均4,900万円でした。

関連企業の平均年収

東証プライム上場企業の内、南海電気鉄道が属する運輸・物流業界の平均年収は755万円でした。

そのため南海電気鉄道の平均年収は、業界平均から-105万円低く、業界内順位は38位（全59社中）となっています。

業界内の最高年収はヤマトホールディングスの1,226万円、最低年収はハマキョウレックスの481万円でした。

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南海電気鉄道の生涯賃金

生涯賃金ランキング
	【南海電気鉄道の生涯賃金】 2.61億円 1150位 /1645社中

新卒から定年まで南海電気鉄道に勤務したと仮定した場合、南海電気鉄道の生涯賃金は、約2.61億円でした。日本の平均生涯賃金が2.1億円（出典:ユースフル労働統計）なので、平均より0.51億円ほど多く、比較的高い給与水準と言えます。

南海電気鉄道の会社概要

従業員数	時価総額
2717人 (276位/1645社)	2773億円 (434位/1645社)
会社名	南海電気鉄道
設立	1925年3月1
資本金	729億円
上場	プライム（内国株式）
本店所在地	大阪市中央区難波五丁目１番60号大阪市浪速区敷津東二丁目１番41号（本社事務所）
代表取締役社長	岡嶋信行

南海電気鉄道の2024年時点の時価総額は2773億円で、東証プライム内でもかなり時価総額の大きい企業となっています。

従業員数については、子会社を含む連結全体で2717人でした。プライム上場の同業種の中央値が817人である事を踏まえると、プライム内でもかなりの規模の大きい会社であると言えます。

最新年度の南海電気鉄道の売上は2415億円、原価や人件費、法人税等が引かれた純利益が239億円でした。

同業種内での売上ランキングは35位と、プライム内では平均的な規模の会社であると言えます。また純利益についてもマイナス年度は過去5年で1回のため、比較的安定して黒字経営されています。

南海電気鉄道の平均年齢

南海電気鉄道の2025年度の従業員平均年齢は44.9歳でした。プライム市場での運輸・物流業界の平均年齢は41歳のため、比較的高年齢層の多い職場であると言えます。

南海電気鉄道の平均勤続年数

南海電気鉄道の平均勤続年数は22.5年です。プライム全体平均が13.7年、プライム市場の運輸・物流業界の平均が15.1年であるため、業界内では比較的勤続年数が長く、一度入社すると長く勤める、人の出入りの少ない会社となっています。

南海電気鉄道の残業時間

また、南海電気鉄道の平均残業時間は月間37時間です。プライム市場の運輸・物流業界の平均が35時間であることから、やや残業時間は長い会社と言えます

南海電気鉄道の女性比率

企業内での女性進出比率の参考指標として、有価証券報告書で開示されている役員の男女比を調査しました。南海電気鉄道の2025年度の女性役員割合は20%でした。

女性の役員割合
	【南海電気鉄道】 20%
	【業界全体】 16%
	【プライム全体】 17%

業種平均から4%高く、業界内順位は17位（全59社中）でした。プライム市場全体においては、平均より3%高く、順位は515位（全1645社中）でした。業界内では比較的女性進出が推進されている企業と言えます。

南海電気鉄道の初任給

初任給
新卒採用	マネジメントコース（大学院修了） : 244,000円 マネジメントコース（大卒） : 227,500円 エキスパートコース（大卒・大学院修了） : 216,000円 エキスパートコース（高等専門学校卒） : 202,000円 エキスパートコース（専門学校卒） : 196,000円 エキスパートコース（短期大学卒） : 191,000円

南海電気鉄道の新卒採用の初任給は24.4万円でした。平均残業時間を加味すると、1年目の額面年収は292万円、月々の手取り額は19.8万円前後となります。

南海電気鉄道の福利厚生

南海電気鉄道の福利厚生
家賃補助	なし
副業	/
その他	家族手当、通勤手当、時間外手当、役職手当ほか

南海電気鉄道の転職難易度

年度	従業員数増減
2020年度	-27人
2021年度	34人
2022年度	7人
2023年度	75人

2023年度の従業員変動幅は、全従業員数の約2.7%にあたる75名でした。東証プライム全体の2023年度の平均変動幅は22人のため、比較的、採用に積極的な可能性が高いです。

南海電気鉄道に転職する方法

南海電気鉄道をはじめ、東証プライム上場の人気企業には転職希望者も多く、内定には工夫が必要です。そもそもこのような人気企業は応募が殺到するため、多くの求人が一般公開されません。

代わりに多くの求人が社内の『リファラル採用枠』もしくは『非公開求人枠』としてエージェントに共有され、水面化で募集されています。

そのため南海電気鉄道のような人気企業を目指す方は、知り合いがおられる場合はリファラル制度について確認し、おられない場合は大手のエージェントに問い合わせてみるのがオススメです。

出典

EDINET:有価証券報告書
国税庁:民間給与統計調査
全国健康保険協会:保険料額表
厚生労働省:雇用保険料率について
国税庁:給与所得控除
国税庁:年末調整のしかた
国税庁:所得税の税率
独自:各種数値の計算方法

この記事の監修者
	転職回廊編集部 HRコンサルティング、HRメディア事業を経て得られた知見・経験を元に、転職回廊のメディア運営を行なっています。