ＡＮＡホールディングスの平均年収

平均年収 730万円	業界内ランキング 27位/59社	全体ランキング 783位/1645社

ＡＮＡホールディングスは東京都に本社を置く航空グループで、2025年の平均年収は730万円でした。

今回はそんなＡＮＡホールディングスの年収や手取り、業績などを、決算書などをもとに調査・解説しています。事業内容や採用人数など、転職に必要な情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

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ＡＮＡホールディングスの平均年収

年度	平均年収
2021年03月期	563万円
2022年03月期	495万円
2023年03月期	691万円
2024年03月期	714万円
2025年03月期	730万円

ＡＮＡホールディングスは上場企業のため、有価証券報告書内にて平均年収が公開されており、2025年のＡＮＡホールディングス株式会社の平均年収は730万円でした。

2023年度の全国の平均年収は460万円（出典:国税庁）のため、比較的年収の高い企業です。直近においてもＡＮＡホールディングスの平均年収は29.54%の上昇トレンドにあり、平均年収が日々上昇している企業です。

年収730万円は、給与所得者全体において上位16.6%前後の年収帯に属します。

東証プライム上場企業の平均年収は762万円のため、プライム内では平均的な給与水準と言えます。また、東証プライムの運輸・物流業界の平均年収は755万円のため、業界内でも比較的年収の低い企業となっています。

ＡＮＡホールディングスの年齢別年収

新卒直後の20代では年収459万円からスタートし、働き盛りの30代では年収666万円、管理職割合が増えだす40代では年収742万円、最高年収に到達する50代では、年収782万円に到達します。

ＡＮＡホールディングスの手取り

年齢	額面	月々の手取り（※1）
20代	459万円	30万円
30代	666万円	42万円
40代	742万円	46万円
50代	782万円	48万円
60代	567万円	36万円

月々の平均手取りについては、20代では30万円前後、最高年収となる50代では48万円前後となります。より詳細に計算したい方は以下から計算できます。

ＡＮＡホールディングスの役職別年収

職級	年収
大卒/総合職	847万円
管理職	1,125万円
役員	7,714万円

ＡＮＡホールディングスでは、総合職の平均年収は847万円、管理職級の平均年収は1,125万円前後になります。また、2024年度の役員報酬は、役員全体で平均7,714万円でした。

関連企業の平均年収

東証プライム上場企業の内、ＡＮＡホールディングスが属する運輸・物流業界の平均年収は755万円でした。

そのためＡＮＡホールディングスの平均年収は、業界平均から-25万円低く、業界内順位は27位（全59社中）となっています。

業界内の最高年収は日本航空の949万円、最低年収はＡＮＡホールディングスの730万円でした。

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ＡＮＡホールディングスの生涯賃金

生涯賃金ランキング
	【ＡＮＡホールディングスの生涯賃金】 2.93億円 783位 /1645社中

新卒から定年までＡＮＡホールディングスに勤務したと仮定した場合、ＡＮＡホールディングスの生涯賃金は、約2.93億円でした。日本の平均生涯賃金が2.1億円（出典:ユースフル労働統計）なので、平均より0.83億円ほど多く、比較的高い給与水準と言えます。

ＡＮＡホールディングスの会社概要

主要事業構成比	【従業員数】
	276人 (1205位/1645社)
	【時価総額】
	1.37兆円 (129位/1645社)
会社名	ＡＮＡホールディングス
設立	1952年12月1
資本金	4676億円
上場	プライム（内国株式）
本店所在地	東京都港区東新橋一丁目５番２号
代表取締役社長	芝田浩二

ＡＮＡホールディングスの2024年時点の時価総額は1.37兆円で、東証プライム内でもかなり時価総額の大きい企業となっています。

従業員数については、子会社を含む連結全体で276人でした。プライム上場の同業種の中央値が817人である事を踏まえると、東証プライム内ではやや規模の小さい企業となっています

最新年度のＡＮＡホールディングスの売上は2.05兆円、原価や人件費、法人税等が引かれた純利益が1570億円でした。

同業種内での売上ランキングは4位と、プライム内でも規模の大きい会社であると言えます。また純利益についてもマイナス年度は過去5年で2回のため、比較的黒字経営期間が長い企業となっています。

ＡＮＡホールディングスの平均年齢

ＡＮＡホールディングスの2025年度の従業員平均年齢は45.5歳でした。プライム市場での運輸・物流業界の平均年齢は41歳のため、比較的高年齢層の多い職場であると言えます。

ＡＮＡホールディングスの平均勤続年数

ＡＮＡホールディングスの平均勤続年数は2.83年です。プライム全体平均が13.7年、プライム市場の運輸・物流業界の平均が15.1年であるため、業界内では比較的勤続年数が短く、一定人の入れ替わりのある会社となっています。

ＡＮＡホールディングスの女性比率

企業内での女性進出比率の参考指標として、有価証券報告書で開示されている役員の男女比を調査しました。ＡＮＡホールディングスの2025年度の女性役員割合は25%でした。

女性の役員割合
	【ＡＮＡホールディングス】 25%
	【業界全体】 16%
	【プライム全体】 17%

業種平均から9%高く、業界内順位は8位（全59社中）でした。プライム市場全体においては、平均より8%高く、順位は254位（全1645社中）でした。業界内では比較的女性進出が推進されている企業と言えます。

ＡＮＡホールディングスの初任給

初任給
新卒採用	グローバルスタッフ職　院卒 : 251,077円 グローバルスタッフ職　大卒　 : 238,557円 グローバルスタッフ職　高等専門学校（専攻科）卒 : 238,557円

ＡＮＡホールディングスの新卒採用の初任給は25.1万円でした。平均残業時間を加味すると、1年目の額面年収は301万円、月々の手取り額は20.2万円前後となります。

ＡＮＡホールディングスの福利厚生

ＡＮＡホールディングスの福利厚生
家賃補助	あり
副業	/
その他	家族手当、住宅手当など 通勤補助費

ＡＮＡホールディングスの転職難易度

学歴フィルター
25年度実績	東北大学、横浜国立大学、慶應義塾大学、新潟大学、 名古屋大学、電気通信大学、早稲田大学、大阪府立大学、 京都大学、東京工業大学、上智大学、大阪市立大学、 東京大学、東京農工大学、国際基督教大学、名古屋工業大学、 大阪大学、首都大学東京、青山学院大学、広島大学、 北海道大学、神戸大学、中央大学、鹿児島大学、 九州大学、関西学院大学、法政大学、東京理科大学、 一橋大学、関西大学、立教大学、芝浦工業大学、 筑波大学、同志社大学、東海大学、成蹊大学、 東京海洋大学、国際教養大学、東洋大学、青山学院大学、 東京外国語大学、山口大学、明治大学、日本大学、立命館大学、

新卒採用については、旧帝、 早慶、 マーチ、 関関同立、 日東駒専クラスの大学からの採用が中心となっています。新卒採用においては特に、一定以上の学歴が求められる企業です。

年度	従業員数増減
2020年度	25人
2021年度	53人
2022年度	7人
2023年度	16人

2023年度の従業員変動幅は、全従業員数の約5.7%にあたる16名でした。東証プライム全体の2023年度の平均変動幅は22人のため、比較的、採用に積極的な可能性が高いです。

ＡＮＡホールディングスに転職する方法

ＡＮＡホールディングスをはじめ、東証プライム上場の人気企業には転職希望者も多く、内定には工夫が必要です。そもそもこのような人気企業は応募が殺到するため、多くの求人が一般公開されません。

代わりに多くの求人が社内の『リファラル採用枠』もしくは『非公開求人枠』としてエージェントに共有され、水面化で募集されています。

そのためＡＮＡホールディングスのような人気企業を目指す方は、知り合いがおられる場合はリファラル制度について確認し、おられない場合は大手のエージェントに問い合わせてみるのがオススメです。

出典

EDINET:有価証券報告書
国税庁:民間給与統計調査
全国健康保険協会:保険料額表
厚生労働省:雇用保険料率について
国税庁:給与所得控除
国税庁:年末調整のしかた
国税庁:所得税の税率
独自:各種数値の計算方法

この記事の監修者
	転職回廊編集部 HRコンサルティング、HRメディア事業を経て得られた知見・経験を元に、転職回廊のメディア運営を行なっています。