兼松の平均年収

平均年収 1,009万円	業界内ランキング 14位/125社	全体ランキング 130位/1645社

兼松は兵庫県に本社を置く非財閥系の総合商社で、2024年の平均年収は1,009万円でした。

今回はそんな兼松の年収や手取り、業績などを、決算書などをもとに調査・解説しています。事業内容や採用人数など、転職に必要な情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

兼松への転職なら
	求人数・支援実績数No.1/ 王道ハイクラス向けエージェント
	高年収オファーを受け取るなら
	第二新卒特化型エージェント

兼松の平均年収

年度	平均年収
2020年03月期	903万円
2021年03月期	857万円
2022年03月期	931万円
2023年03月期	1,204万円
2024年03月期	1,009万円

兼松は上場企業のため、有価証券報告書内にて平均年収が公開されており、2024年の兼松株式会社の平均年収は1,009万円でした。

2023年度の全国の平均年収は460万円（出典:国税庁）のため、比較的年収の高い企業です。直近においても兼松の平均年収は11.68%の上昇トレンドにあり、平均年収が日々上昇している企業です。

年収1,009万円は、給与所得者全体において上位5.5%前後の年収帯に属します。

東証プライム上場企業の平均年収は742万円のため、プライム内では高い給与水準と言えます。また、東証プライムの商社・卸売業界の平均年収は818万円のため、業界内でも比較的年収の高い企業となっています。

兼松の年齢別年収

新卒直後の20代では年収635万円からスタートし、働き盛りの30代では年収921万円、管理職割合が増えだす40代では年収1,026万円、最高年収に到達する50代では、年収1,081万円に到達します。

兼松の手取り

年齢	額面	月々の手取り（※1）
20代	635万円	41万円
30代	921万円	57万円
40代	1,026万円	63万円
50代	1,081万円	66万円
60代	784万円	48万円

月々の平均手取りについては、20代では41万円前後、最高年収となる50代では66万円前後となります。より詳細に計算したい方は以下から計算できます。

兼松の役職別年収

職級	年収
大卒/総合職	1,171万円
管理職	1,556万円
役員	7,150万円

兼松では、総合職の平均年収は1,171万円、管理職級の平均年収は1,556万円前後になります。また、2024年度の役員報酬は、役員全体で平均7,150万円でした。

関連企業の平均年収

東証プライム上場企業の内、兼松が属する商社・卸売業界の平均年収は818万円でした。

そのため兼松の平均年収は、業界平均から191万円高く、業界内順位は14位（全125社中）となっています。

業界内の最高年収は三菱商事の2,090万円、最低年収は神戸物産の520万円でした。

↓タップで切り替えができます↓

兼松の生涯賃金

生涯賃金ランキング
	【兼松の生涯賃金】 4.06億円 130位 /1645社中

新卒から定年まで兼松に勤務したと仮定した場合、兼松の生涯賃金は、約4.06億円でした。日本の平均生涯賃金が2.1億円（出典:ユースフル労働統計）なので、平均より1.96億円ほど多く、比較的高い給与水準と言えます。

兼松の会社概要

従業員数	時価総額
812人 (781位/1645社)	2293億円 (483位/1645社)
会社名	兼松
設立	1918年3月1
資本金	277億円
上場	プライム（内国株式）
本店所在地	神戸市中央区伊藤町119番地（同所は登記上の本店所在地であり、実際の業務は「最寄りの連絡場所」で行っております。）
代表取締役社長	宮部佳也

兼松の2024年時点の時価総額は2293億円で、東証プライム内でもかなり時価総額の大きい企業となっています。

従業員数については、子会社を含む連結全体で812人でした。プライム上場の同業種の中央値が522.5人である事を踏まえると、プライム内でもかなりの規模の大きい会社であると言えます。

最新年度の兼松の売上は9859億円、原価や人件費、法人税等が引かれた純利益が232億円でした。

同業種内での売上ランキングは16位と、プライム内でも規模の大きい会社であると言えます。また純利益についてもマイナス年度は過去5年で0回のため、安定して黒字経営されています。

兼松の平均年齢

兼松の2024年度の従業員平均年齢は38.4歳でした。プライム市場での商社・卸売業界の平均年齢は42歳のため、比較的若手の多い職場であると言えます。

兼松の平均勤続年数

兼松の平均勤続年数は13.2年です。プライム全体平均が13.7年、プライム市場の商社・卸売業界の平均が13.9年であるため、業界内では比較的勤続年数が短く、一定人の入れ替わりのある会社となっています。

兼松の残業時間

また、兼松の平均残業時間は月間24時間です。プライム市場の商社・卸売業界の平均が31時間であることから、比較的残業の少ない会社と言えます。

兼松の女性比率

企業内での女性進出比率の参考指標として、有価証券報告書で開示されている役員の男女比を調査しました。兼松の2024年度の女性役員割合は18%でした。

女性の役員割合
	【兼松】 18%
	【業界全体】 15%
	【プライム全体】 17%

業種平均から3%高く、業界内順位は42位（全125社中）でした。プライム市場全体においては、平均より1%高く、順位は574位（全1645社中）でした。業界内では比較的女性進出が推進されている企業と言えます。

兼松の初任給

初任給
新卒採用	学部卒 : 290,000円 大学院卒 : 290,000円

兼松の新卒採用の初任給は29万円でした。平均残業時間を加味すると、1年目の額面年収は348万円、月々の手取り額は23.2万円前後となります。

兼松の福利厚生

兼松の福利厚生
家賃補助	あり
副業	/
その他	通勤手当、出張手当、出向手当、別居手当

兼松の転職難易度

学歴フィルター
25年度実績	青山学院大学、秋田大学、大分大学、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、小樽商科大学、鹿児島大学、金沢大学、関西学院大学、九州大学、慶應義塾大学、神戸大学、神戸市外国語大学、國學院大學、国際基督教大学、上智大学、昭和女子大学、成蹊大学、成城大学、中央大学、筑波大学、津田塾大学、東京外国語大学、東京女子大学、東京理科大学、同志社大学、東北大学、長崎大学、名古屋工業大学、南山大学、日本女子大学、一橋大学、広島大学、フェリス女学院大学、法政大学、北海道大学、三重大学、明治大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学、早稲田大学

新卒採用については、旧帝、 早慶、 マーチ、 関関同立クラスの大学からの採用が中心となっています。新卒採用においては特に、一定以上の学歴が求められる企業です。

年度	従業員数増減
2020年度	20人
2021年度	-7人
2022年度	10人
2023年度	14人

2023年度の従業員変動幅は、全従業員数の約1.7%にあたる14名でした。東証プライム全体の2023年度の平均変動幅は17人のため、比較的、採用に積極的な可能性が高いです。

兼松に転職する方法

兼松をはじめ、東証プライム上場の人気企業には転職希望者も多く、内定には工夫が必要です。そもそもこのような人気企業は応募が殺到するため、多くの求人が一般公開されません。

代わりに多くの求人が社内の『リファラル採用枠』もしくは『非公開求人枠』としてエージェントに共有され、水面化で募集されています。

そのため兼松のような人気企業を目指す方は、知り合いがおられる場合はリファラル制度について確認し、おられない場合は大手のエージェントに問い合わせてみるのがオススメです。

出典

EDINET:有価証券報告書
国税庁:民間給与統計調査
全国健康保険協会:保険料額表
厚生労働省:雇用保険料率について
国税庁:給与所得控除
国税庁:年末調整のしかた
国税庁:所得税の税率
独自:各種数値の計算方法

この記事の監修者
	転職回廊編集部 HRコンサルティング、HRメディア事業を経て得られた知見・経験を元に、転職回廊のメディア運営を行なっています。