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平均年収 1,179万円 |
業界内ランキング 1位/134社 |
全体ランキング 61位/1645社 |
ファーストリテイリングは山口県に本社を置く世界的なアパレル小売企業で、2024年の平均年収は1,179万円でした。
今回はそんなファーストリテイリングの年収や手取り、業績などを、決算書などをもとに調査・解説しています。事業内容や採用人数など、転職に必要な情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
ファーストリテイリングの平均年収
年度 | 平均年収 |
---|---|
2020年08月期 | 901万円 |
2021年08月期 | 963万円 |
2022年08月期 | 959万円 |
2023年08月期 | 1,147万円 |
2024年08月期 | 1,179万円 |
ファーストリテイリングは上場企業のため、有価証券報告書内にて平均年収が公開されており、2024年のファーストリテイリング株式会社の平均年収は1,179万円でした。
2023年度の全国の平均年収は460万円(出典:国税庁)のため、比較的年収の高い企業です。直近においてもファーストリテイリングの平均年収は30.83%の上昇トレンドにあり、平均年収が日々上昇している企業です。


年収1,179万円は、給与所得者全体において上位5.5%前後の年収帯に属します。
ファーストリテイリングの平均年収(出典:有価証券報告書)
東証プライム上場企業の平均年収は742万円のため、プライム内では高い給与水準と言えます。また、東証プライムの小売業界の平均年収は616万円のため、業界内でも比較的年収の高い企業となっています。
ファーストリテイリングの年齢別年収
新卒直後の20代では年収742万円からスタートし、働き盛りの30代では年収1,076万円、管理職割合が増えだす40代では年収1,198万円、最高年収に到達する50代では、年収1,263万円に到達します。
ファーストリテイリングの手取り
年齢 | 額面 | 月々の手取り(※1) |
---|---|---|
20代 | 742万円 | 47万円 |
30代 | 1,076万円 | 66万円 |
40代 | 1,198万円 | 72万円 |
50代 | 1,263万円 | 76万円 |
60代 | 916万円 | 56万円 |
月々の平均手取りについては、20代では47万円前後、最高年収となる50代では76万円前後となります。より詳細に計算したい方は以下から計算できます。
手取りチェッカー
支給 | 支給総額 | ||||
– | |||||
控除 | 介護保険 | 健康保険 | 厚生年金 | 雇用保険 | 控除合計 |
– | – | – | – | – | |
所得税 | 住民税 | 税額合計 | |||
– | – | – | |||
差引後 | 差し引き支給額合計(手取り) | ||||
– |
ファーストリテイリングの役職別年収
ファーストリテイリングでは、総合職の平均年収は1,368万円、管理職級の平均年収は1,818万円前後になります。また、2024年度の役員報酬は、役員全体で平均15,300万円でした。
関連企業の平均年収
東証プライム上場企業の内、ファーストリテイリングが属する小売業界の平均年収は616万円でした。
そのためファーストリテイリングの平均年収は、業界平均から563万円高く、業界内順位は1位(全134社中)となっています。
業界内の最高年収はファーストリテイリングの1,179万円、最低年収はリテールパートナーズの317万円でした。
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ファーストリテイリングの生涯賃金
新卒から定年までファーストリテイリングに勤務したと仮定した場合、ファーストリテイリングの生涯賃金は、約4.74億円でした。日本の平均生涯賃金が2.1億円(出典:ユースフル労働統計)なので、平均より2.64億円ほど多く、比較的高い給与水準と言えます。
ファーストリテイリングの会社概要

従業員数 | 時価総額 |
1601人 (459位/1645社) |
15.59兆円 (7位/1645社) |
会社名 | ファーストリテイリング |
設立 | 1963年5月1 |
資本金 | 102億円 |
上場 | プライム(内国株式) |
本店所在地 | 山口県山口市佐山10717番地1(同所は登記上の本店所在地であり、実際の業務は「最寄りの連絡場所」で行っております。) |
代表取締役会長兼社長 | 柳井正 |
ファーストリテイリングの2021年時点の時価総額は15.59兆円で、東証プライム内でもかなり時価総額の大きい企業となっています。
従業員数については、子会社を含む連結全体で1601人でした。プライム上場の同業種の中央値が529人である事を踏まえると、プライム内でもかなりの規模の大きい会社であると言えます。
ファーストリテイリングの売上高と純利益(出典:有価証券報告書)
最新年度のファーストリテイリングの売上は3.1兆円、原価や人件費、法人税等が引かれた純利益が3719億円でした。
同業種内での売上ランキングは3位と、プライム内でも規模の大きい会社であると言えます。また純利益についてもマイナス年度は過去5年で0回のため、安定して黒字経営されています。
ファーストリテイリングの平均年齢
ファーストリテイリングの平均年齢(出典:有価証券報告書)
ファーストリテイリングの2024年度の従業員平均年齢は38歳でした。プライム市場での小売業界の平均年齢は41歳のため、比較的若手の多い職場であると言えます。
ファーストリテイリングの平均勤続年数
ファーストリテイリングの平均勤続年数(出典:有価証券報告書)
ファーストリテイリングの平均勤続年数は5年です。プライム全体平均が13.7年、プライム市場の小売業界の平均が11.9年であるため、業界内では比較的勤続年数が短く、一定人の入れ替わりのある会社となっています。
ファーストリテイリングの残業時間
ファーストリテイリングの残業時間(出典:エンゲージ)
また、ファーストリテイリングの平均残業時間は月間30時間です。プライム市場の小売業界の平均が31時間であることから、比較的残業の少ない会社と言えます。
ファーストリテイリングの女性比率
企業内での女性進出比率の参考指標として、有価証券報告書で開示されている役員の男女比を調査しました。ファーストリテイリングの2024年度の女性役員割合は20%でした。
女性の役員割合 | |
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【ファーストリテイリング】 20% |
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【業界全体】 17% |
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【プライム全体】 17% |
業種平均から3%高く、業界内順位は44位(全134社中)でした。プライム市場全体においては、平均より3%高く、順位は444位(全1645社中)でした。業界内では比較的女性進出が推進されている企業と言えます。
ファーストリテイリングの初任給
初任給 | |
---|---|
新卒採用 | グローバルリーダー候補 : 300,000円 |
ファーストリテイリングの新卒採用の初任給は30万円でした。平均残業時間を加味すると、1年目の額面年収は360万円、月々の手取り額は24.1万円前後となります。
ファーストリテイリングの福利厚生
ファーストリテイリングの福利厚生 | |
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家賃補助 | あり |
副業 | / |
その他 | 残業手当、通勤交通費、社宅手当(社内規定による) |
ファーストリテイリングの転職難易度
学歴フィルター | |
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25年度実績 | 東京大学、京都大学、大阪大学、一橋大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、中央大学、同志社大学、明治大学、成蹊大学、専修大学、関西外国語大学、近畿大学、立教大学、立命館大学、青山学院大学 他 |
新卒採用については、旧帝、 早慶、 マーチ、 関関同立、 日東駒専、 産近甲龍クラスの大学からの採用が中心となっています。新卒採用においては特に、一定以上の学歴が求められる企業です。
年度 | 従業員数増減 |
---|---|
2020年度 | 28人 |
2021年度 | 81人 |
2022年度 | 9人 |
2023年度 | -106人 |
2020年度の従業員変動幅は、全従業員数の約-6.7%にあたる-106名でした。東証プライム全体の2023年度の平均変動幅は17人のため、直近はやや採用に慎重な可能性があります。
ファーストリテイリングに転職する方法
ファーストリテイリングをはじめ、東証プライム上場の人気企業には転職希望者も多く、内定には工夫が必要です。そもそもこのような人気企業は応募が殺到するため、多くの求人が一般公開されません。
代わりに多くの求人が社内の『リファラル採用枠』もしくは『非公開求人枠』としてエージェントに共有され、水面化で募集されています。
そのためファーストリテイリングのような人気企業を目指す方は、知り合いがおられる場合はリファラル制度について確認し、おられない場合は大手のエージェントに問い合わせてみるのがオススメです。
出典
EDINET:有価証券報告書
国税庁:民間給与統計調査
全国健康保険協会:保険料額表
厚生労働省:雇用保険料率について
国税庁:給与所得控除
国税庁:年末調整のしかた
国税庁:所得税の税率
独自:各種数値の計算方法
この記事の監修者 | |
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![]() | 転職回廊編集部 HRコンサルティング、HRメディア事業を経て得られた知見・経験を元に、転職回廊のメディア運営を行なっています。 |
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