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| 平均年収 558万円 |
業界内ランキング 300位/376社 |
全体ランキング 1443位/1645社 |
ゼンリンは福岡県に本社を置く位置情報サービスの国内最大手で、2025年の平均年収は558万円でした。
今回はそんなゼンリンの年収や手取り、業績などを、決算書などをもとに調査・解説しています。事業内容や採用人数など、転職に必要な情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
ゼンリンの平均年収
| 年度 | 平均年収 |
|---|---|
| 2021年03月期 | 513万円 |
| 2022年03月期 | 497万円 |
| 2023年03月期 | 519万円 |
| 2024年03月期 | 527万円 |
| 2025年03月期 | 558万円 |
ゼンリンは上場企業のため、有価証券報告書内にて平均年収が公開されており、2025年のゼンリン株式会社の平均年収は558万円でした。
2023年度の全国の平均年収は460万円(出典:国税庁)のため、平均的な年収の企業です。直近においてもゼンリンの平均年収は8.94%の上昇トレンドにあり、平均年収が日々上昇している企業です。
年収558万円は、給与所得者全体において上位35.5%前後の年収帯に属します。
ゼンリンの平均年収(出典:有価証券報告書)
東証プライム上場企業の平均年収は762万円のため、プライム内ではやや低い給与水準と言えます。また、東証プライムの情報通信・サービスその他業界の平均年収は734万円のため、業界内でも比較的年収の低い企業となっています。
ゼンリンの年齢別年収
新卒直後の20代では年収352万円からスタートし、働き盛りの30代では年収510万円、管理職割合が増えだす40代では年収568万円、最高年収に到達する50代では、年収598万円に到達します。
ゼンリンの手取り
月々の平均手取りについては、20代では23万円前後、最高年収となる50代では38万円前後となります。より詳細に計算したい方は以下から計算できます。
手取りチェッカー
| 支給 | 支給総額 | ||||
| – | |||||
| 控除 | 介護保険 | 健康保険 | 厚生年金 | 雇用保険 | 控除合計 |
| – | – | – | – | – | |
| 所得税 | 住民税 | 税額合計 | |||
| – | – | – | |||
| 差引後 | 差し引き支給額合計(手取り) | ||||
| – | |||||
ゼンリンの役職別年収
ゼンリンでは、総合職の平均年収は648万円、管理職級の平均年収は861万円前後になります。また、2024年度の役員報酬は、役員全体で平均2,700万円でした。
関連企業の平均年収
東証プライム上場企業の内、ゼンリンが属する情報通信・サービスその他業界の平均年収は734万円でした。
そのためゼンリンの平均年収は、業界平均から-176万円低く、業界内順位は300位(全376社中)となっています。
業界内の最高年収は光通信の2,408万円、最低年収はダブルスタンダードの59万円でした。
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ゼンリンの生涯賃金
新卒から定年までゼンリンに勤務したと仮定した場合、ゼンリンの生涯賃金は、約2.25億円でした。日本の平均生涯賃金が2.1億円(出典:ユースフル労働統計)なので、平均より0.15億円ほど多く、比較的高い給与水準と言えます。
ゼンリンの会社概要

| 従業員数 | 時価総額 |
| 2425人 (309位/1645社) |
467億円 (1146位/1645社) |
| 会社名 | ゼンリン |
| 設立 | 1961年4月1 |
| 資本金 | 65億円 |
| 上場 | プライム(内国株式) |
| 本店所在地 | 福岡県北九州市小倉北区室町一丁目1番1号 |
| 代表取締役社長 | 髙山善司 |
ゼンリンの2024年時点の時価総額は467億円で、東証プライム内ではやや時価総額の小さい企業となっています
従業員数については、子会社を含む連結全体で2425人でした。プライム上場の同業種の中央値が504.5人である事を踏まえると、プライム内でもかなりの規模の大きい会社であると言えます。
ゼンリンの売上高と純利益(出典:有価証券報告書)
最新年度のゼンリンの売上は613億円、原価や人件費、法人税等が引かれた純利益が20億円でした。
同業種内での売上ランキングは138位と、プライム内でも規模の大きい会社であると言えます。また純利益についてもマイナス年度は過去5年で0回のため、安定して黒字経営されています。
ゼンリンの平均年齢
ゼンリンの平均年齢(出典:有価証券報告書)
ゼンリンの2025年度の従業員平均年齢は46.92歳でした。プライム市場での情報通信・サービスその他業界の平均年齢は39歳のため、比較的高年齢層の多い職場であると言えます。
ゼンリンの平均勤続年数
ゼンリンの平均勤続年数(出典:有価証券報告書)
ゼンリンの平均勤続年数は18年です。プライム全体平均が13.7年、プライム市場の情報通信・サービスその他業界の平均が9.5年であるため、業界内では比較的勤続年数が長く、一度入社すると長く勤める、人の出入りの少ない会社となっています。
ゼンリンの残業時間
ゼンリンの残業時間(出典:エンゲージ)
また、ゼンリンの平均残業時間は月間16時間です。プライム市場の情報通信・サービスその他業界の平均が32時間であることから、比較的残業の少ない会社と言えます。
ゼンリンの女性比率
企業内での女性進出比率の参考指標として、有価証券報告書で開示されている役員の男女比を調査しました。ゼンリンの2025年度の女性役員割合は23%でした。
| 女性の役員割合 | |
|---|---|
| 【ゼンリン】 23% |
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| 【業界全体】 18% |
|
| 【プライム全体】 17% |
|
業種平均から5%高く、業界内順位は100位(全376社中)でした。プライム市場全体においては、平均より6%高く、順位は370位(全1645社中)でした。業界内では比較的女性進出が推進されている企業と言えます。
ゼンリンの転職難易度
| 年度 | 従業員数増減 |
|---|---|
| 2020年度 | 4人 |
| 2021年度 | -5人 |
| 2022年度 | -9人 |
| 2023年度 | -1人 |
2023年度の従業員変動幅は、全従業員数の約-0.1%にあたる-1名でした。東証プライム全体の2023年度の平均変動幅は23人のため、直近はやや採用に慎重な可能性があります。
ゼンリンに転職する方法
ゼンリンをはじめ、東証プライム上場の人気企業には転職希望者も多く、内定には工夫が必要です。そもそもこのような人気企業は応募が殺到するため、多くの求人が一般公開されません。
代わりに多くの求人が社内の『リファラル採用枠』もしくは『非公開求人枠』としてエージェントに共有され、水面化で募集されています。
そのためゼンリンのような人気企業を目指す方は、知り合いがおられる場合はリファラル制度について確認し、おられない場合は大手のエージェントに問い合わせてみるのがオススメです。
出典
EDINET:有価証券報告書
国税庁:民間給与統計調査
全国健康保険協会:保険料額表
厚生労働省:雇用保険料率について
国税庁:給与所得控除
国税庁:年末調整のしかた
国税庁:所得税の税率
独自:各種数値の計算方法
| この記事の監修者 | |
|---|---|
![]() | 転職回廊編集部 HRコンサルティング、HRメディア事業を経て得られた知見・経験を元に、転職回廊のメディア運営を行なっています。 |

















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