キヤノンの平均年収

平均年収 832万円	業界内ランキング 35位/156社	全体ランキング 367位/1645社

キヤノンは東京都に本社を置く映像機器・カメラ関連メーカーで、2023年の平均年収は832万円でした。

今回はそんなキヤノンの年収や手取り、業績などを、決算書などをもとに調査・解説しています。事業内容や採用人数など、転職に必要な情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

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キヤノンの平均年収

年度	平均年収
2019年12月期	760万円
2020年12月期	744万円
2021年12月期	759万円
2022年12月期	807万円
2023年12月期	832万円

キヤノンは上場企業のため、有価証券報告書内にて平均年収が公開されており、2023年のキヤノン株式会社の平均年収は832万円でした。

2023年度の全国の平均年収は460万円（出典:国税庁）のため、比較的年収の高い企業です。直近においてもキヤノンの平均年収は9.44%の上昇トレンドにあり、平均年収が日々上昇している企業です。

年収832万円は、給与所得者全体において上位16.6%前後の年収帯に属します。

東証プライム上場企業の平均年収は742万円のため、プライム内では高い給与水準と言えます。また、東証プライムの電機・精密業界の平均年収は753万円のため、業界内でも比較的年収の高い企業となっています。

キヤノンの年齢別年収

新卒直後の20代では年収524万円からスタートし、働き盛りの30代では年収759万円、管理職割合が増えだす40代では年収846万円、最高年収に到達する50代では、年収891万円に到達します。

キヤノンの手取り

年齢	額面	月々の手取り（※1）
20代	524万円	34万円
30代	759万円	48万円
40代	846万円	52万円
50代	891万円	55万円
60代	646万円	41万円

月々の平均手取りについては、20代では34万円前後、最高年収となる50代では55万円前後となります。より詳細に計算したい方は以下から計算できます。

キヤノンの役職別年収

職級	年収
大卒/総合職	966万円
管理職	1,283万円
役員	27,766万円

キヤノンでは、総合職の平均年収は966万円、管理職級の平均年収は1,283万円前後になります。また、2024年度の役員報酬は、役員全体で平均27,766万円でした。

関連企業の平均年収

東証プライム上場企業の内、キヤノンが属する電機・精密業界の平均年収は753万円でした。

そのためキヤノンの平均年収は、業界平均から79万円高く、業界内順位は35位（全156社中）となっています。

業界内の最高年収はキーエンスの2,067万円、最低年収は日本セラミックの387万円でした。

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キヤノンの生涯賃金

生涯賃金ランキング
	【キヤノンの生涯賃金】 3.34億円 367位 /1645社中

新卒から定年までキヤノンに勤務したと仮定した場合、キヤノンの生涯賃金は、約3.34億円でした。日本の平均生涯賃金が2.1億円（出典:ユースフル労働統計）なので、平均より1.24億円ほど多く、比較的高い給与水準と言えます。

キヤノンの会社概要

従業員数	時価総額
23931人 (12位/1645社)	6.74兆円 (29位/1645社)
会社名	キヤノン
設立	1937年8月1
資本金	1747億円
上場	プライム（内国株式）
本店所在地	東京都大田区下丸子三丁目30番２号
代表取締役会長兼社長ＣＥＯ	御手洗冨士夫

キヤノンの2022年時点の時価総額は6.74兆円で、東証プライム内でもかなり時価総額の大きい企業となっています。

従業員数については、子会社を含む連結全体で23931人でした。プライム上場の同業種の中央値が1193.5人である事を踏まえると、プライム内でもかなりの規模の大きい会社であると言えます。

最新年度のキヤノンの売上は4.18兆円、原価や人件費、法人税等が引かれた純利益が2645億円でした。

同業種内での売上ランキングは5位と、プライム内でも規模の大きい会社であると言えます。また純利益についてもマイナス年度は過去5年で0回のため、安定して黒字経営されています。

キヤノンの平均年齢

キヤノンの2023年度の従業員平均年齢は44.1歳でした。プライム市場での電機・精密業界の平均年齢は42歳のため、比較的高年齢層の多い職場であると言えます。

キヤノンの平均勤続年数

キヤノンの平均勤続年数は19年です。プライム全体平均が13.7年、プライム市場の電機・精密業界の平均が16年であるため、業界内では比較的勤続年数が長く、一度入社すると長く勤める、人の出入りの少ない会社となっています。

キヤノンの残業時間

また、キヤノンの平均残業時間は月間25時間です。プライム市場の電機・精密業界の平均が29時間であることから、比較的残業の少ない会社と言えます。

キヤノンの女性比率

企業内での女性進出比率の参考指標として、有価証券報告書で開示されている役員の男女比を調査しました。キヤノンの2023年度の女性役員割合は5%でした。

女性の役員割合
	【キヤノン】 5%
	【業界全体】 28%
	【プライム全体】 17%

業種平均から23%低く、業界内順位は153位（全156社中）でした。プライム市場全体においては、平均より12%低く、順位は1579位（全1645社中）でした。業界内での役員割合においては、やや女性進出度の低い企業と言えます。

キヤノンの初任給

初任給
新卒採用	修士修了 : 260,500円 大学卒業 : 237,000円

キヤノンの新卒採用の初任給は26万円でした。平均残業時間を加味すると、1年目の額面年収は312万円、月々の手取り額は21万円前後となります。

キヤノンの福利厚生

キヤノンの福利厚生
家賃補助	なし
副業	/
その他	時間外手当、休日勤務手当、深夜業手当、交替制勤務手当

キヤノンの転職難易度

年度	従業員数増減
2020年度	-27人
2021年度	-336人
2022年度	-660人
2023年度	-786人

2021年度の従業員変動幅は、全従業員数の約-3.3%にあたる-786名でした。東証プライム全体の2023年度の平均変動幅は17人のため、直近はやや採用に慎重な可能性があります。

キヤノンに転職する方法

キヤノンをはじめ、東証プライム上場の人気企業には転職希望者も多く、内定には工夫が必要です。そもそもこのような人気企業は応募が殺到するため、多くの求人が一般公開されません。

代わりに多くの求人が社内の『リファラル採用枠』もしくは『非公開求人枠』としてエージェントに共有され、水面化で募集されています。

そのためキヤノンのような人気企業を目指す方は、知り合いがおられる場合はリファラル制度について確認し、おられない場合は大手のエージェントに問い合わせてみるのがオススメです。

出典

EDINET:有価証券報告書
国税庁:民間給与統計調査
全国健康保険協会:保険料額表
厚生労働省:雇用保険料率について
国税庁:給与所得控除
国税庁:年末調整のしかた
国税庁:所得税の税率
独自:各種数値の計算方法

この記事の監修者
	転職回廊編集部 HRコンサルティング、HRメディア事業を経て得られた知見・経験を元に、転職回廊のメディア運営を行なっています。